☆★心風★☆
不思議な気持ち
「ねーねー、百々りん!好きな人とかっているー?」
実花ちゃんがそう聞いてきたのは6月の終わりごろ。
体育大会も終わり、梅雨の季節に入った。
今日も、朝から雨がザーザーと降っている。
好きな人………
その言葉を聞くと、やっぱり胸が痛くなる。
…もう1年も前のこと…忘れたい……。
「…い………ないよ…」
大げさに声のトーンを低くして言った。
そんな私の様子に気づいたのか、実花ちゃんは首をかしげながら私の顔を覗き込んだ。
実花ちゃんがそう聞いてきたのは6月の終わりごろ。
体育大会も終わり、梅雨の季節に入った。
今日も、朝から雨がザーザーと降っている。
好きな人………
その言葉を聞くと、やっぱり胸が痛くなる。
…もう1年も前のこと…忘れたい……。
「…い………ないよ…」
大げさに声のトーンを低くして言った。
そんな私の様子に気づいたのか、実花ちゃんは首をかしげながら私の顔を覗き込んだ。