☆★心風★☆
それ、HRじゃなくない?とか思いながら、私は実花ちゃんと廊下に並ぼうと教室のドアから出ようとした。



私の横には、あの鴻上龍星がいた。


ドキンッ。



たったそれだけなのに、私の心臓はせわしく動き始める。



ドキドキドキドキドキ……。



胸の中が熱くなって、もう今、自分が何をしようとしてるのかわからなくなった。



そしてでるとき、少しだけ肩が触れた。



ドキッッッ!



私の心臓は、今までにないってくらいにはねあがった。




そのまま通り過ぎて、廊下に並ぶ鴻上くん。



そんな鴻上くんから、もう目がはなせない。

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