キッズ・バトル~君と過ごした夏~
どう、見ても高校生じゃん、うちら!!
「ちょっと口の中見ますね?」

ペンライトを持って幹太の口を開けて、マジマジと見た。

「こりゃ、扁桃腺が腫れてるね。

喉の痛みとか、訴えて無かったかなぁ?
これが腫れると、かなり痛いんだけど?」

「さっ…さぁ…。
でも、あの…いつもよりは、元気無くてジッとしてたっていうか?」

「その間に、熱は上がってたんだねぇ。一週間位、熱は続くだろうし、喉が痛いから、ゼリーやプリンでも良いから、喉越しいい物食べさせてあげて?

はい、薬出しとくから。」

「有難うございました。」

あたし達は、診察室を後にした。


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