キッズ・バトル~君と過ごした夏~
「どうしよ…。
あたしのせいだ。
宿題したり、考え事とかして、幹太をほったらかしにしてた。

多分、あたしが宿題する姿、幹太のお父さんに見えたんだよ。

そんな時、幹太は声かけずに一人で遊んでるのかも…。

仕事の邪魔しちゃいけないって、いい子になってるんだよ、きっと……。」

しんどそうに呼吸を繰り返す幹太の汗ばんだ額に手をやる。
「気にすんな、歌恋…。

仕方ない事だし…。
自分を責める気持ちも分かるけど、

歌恋は悪くねぇよ。」


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