キッズ・バトル~君と過ごした夏~
沢田君が、コンビニに行ってる間にもう一度熱を計ってみた。

「39・1℃…?」

熱の高さにびっくりした。

扁桃腺て、こんなに熱出るんだ…。

幹太、頑張って?

あたしが付いてるからね?

ずっと、此処にいるからね?

だから、頑張って。
ジワリと滲む汗をタオルで拭う。

少しして、沢田君がコンビニの袋を下げて帰ってきた。

「幹太どう?」

「39・1℃。
どうしよう…これ以上熱上がったら、幹太、死んじゃうよぉ。」

あたしは、沢田君の胸にしがみついた。
「んな事有る訳ないだろ?

別に、インフルエンザじゃないんだからさ?

扁桃腺位で、死ぬかよ。」

と言って笑っていた。

だって…。

こんなに熱高いんだよ…?


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