キッズ・バトル~君と過ごした夏~
そして、11時。


ピンポォ~~~ン


来た。

おばあちゃんだ。


カチャッ


「歌恋ちゃん、こんにちは。

お久しぶりね。

皆さんお変わりはないかしら?」

相変わらず、上品に喋るおばあちゃんだ。

ママの親とは…思えない。

「あっ、はい。
皆、元気です。
おばあちゃん、腰はどうなの?」

「有難う。もう、すっかりいいわ。」

「幹太ぁ!おばあちゃんだよぉ?
荷物持ってきなぁ?」

「はぁ~い!
すぐ行くから、ちょっと待っててぇ?
部屋に忘れ物したぁ。」

「早くねぇ~!」


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