キッズ・バトル~君と過ごした夏~
はっ……。あたし、何考えてんだ?

相手は6歳児。

しかも、あたしの可愛い甥っ子ちゃん。
あっぶな。

「ねぇ、幹太。

麦茶飲む?おやつ有るよ?」

久しぶりに逢う甥っ子に、あたしはキャバ嬢並にサービス満点。

「有難う。歌恋ちゃん。」と、これまたニッコリ。

くわぁぁ…。

何て礼儀正しいのぉ。

とても、いとこ同士には見えない…。

はぁ~。

何か、こんなところで敗北、白旗状態。

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