夏恋つづり
「私…みんなから貰った色紙見てたんだ…。ゆっくり見て来ていい?」



「いいわよ…。」



お母さんが頷く。



お父さんは悲しそうな表情を崩さないまま私を見ている。



「お父さん!本当に気にしないでね!余計なこと言って困らせたのは私の方なんだから!」



私はニコッとお父さんに笑いかけて、部屋へ戻った。



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