夏恋つづり
「なんでもいいんだよ。例えば…“今日はいい天気だね!”とか。」
「かえって不自然じゃないか?友達同士でも、そんな話しないだろ?」
「ん〜じゃあ、授業とか部活とかは?」
「おっ!そっちの方がイケるかも。」
絋は、腕組みした手をパッとほどく。
「それで話しかけてみるよ。ありがとな!莎矢に聞いて良かったよ。」
絋はにっこりと笑うと話をしている男子の輪の中へ入って行った。
ちょっとは手助けになれたかな…。