夏恋つづり
「莎矢、どうしたの?帰って来ないから心配してたんだよ!」



果織の家に戻ると、居間の方から果織が出てきた。



「ごめんね、心配かけちゃって…。あのさ、私…もう帰るね。明日の準備とかあるから…。」



「えっ…、あ……そうだよね。分かった。また明日、会いに行くね。」



果織は、絋と出ていった理由を何も聞かずに私を見送ってくれた。




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