夏恋つづり
私は、走って家に帰ると、そのまま部屋に閉じこもった。



床にペタンと座り込むと、我慢していた感情が溢れてきた。




私、絋に“好き”って言いそうになっちゃった…。




絋は菜々ちゃんのことが好きなんだよ…?



私が“好き”って言ったら迷惑なことぐらい分かってたのに…



絋が困ること…分かりきっていたのに…




なんで、言おうとしちゃったんだろう…。



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