夏恋つづり
「最初の場所って、なんだろうね…。」



はっとして周りを見ると、みんなが私の紙を覗き込んでいる。


「さあ…?どこなんだろうね……。」



私は慌てて後ろに隠した。


「莎矢、行かなくていいの?」



果織は、“行った方がいいよ”っていう顔をしている。



だけど……




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