夏恋つづり
「そっちこそ、よく分かったじゃん。『最初の場所』がここだってこと。やけに来るのが遅いから、分からないのかと思ってた。」



「分かるに決まってるじゃん…。すぐに分かったよ。でも……顔合わせづらくて、来るの迷ってたの。」




「でも来たんだな…。」



「うん…。」



私は空を見上げた。



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