littleHEART



「おはよう、琴ちゃん。」
私は何もなかったように話す。








「おはよっ。依音ちゃん、今日早いね??」








「うん。週番だから。」
本当は違う。
だけど朝、櫂里と一緒に登校する琴ちゃんを見たくない。









「そうなんだぁ。依音ちゃん頑張ってね!!」
そういい、何も知らない琴ちゃんはトーストを食べ始めた。
私は隣に座りサラダを急いで食べ、準備をすると家を出た。











私の通ってる高校は徒歩で30分くらいのところにある。
この時間帯は誰も歩いてなくて、朝練で早く来た人たちの声が学校から響いていた。
私は教室に向かわず屋上に向かった。
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