星への願い
今日は先輩たちとのパーティー。
お酒とチューハイが既に用意されていた。
今日も飲みまくるぞっ!!

いつもと同じで爆音が鳴り響く場所。
キャーキャー言う声。
ヤッテイル先輩たち。
こんなのにも慣れてしまったんだなぁ。
ッと改めて実感する。

「ねぇねぇ、あそこでタバコ捨ている先輩ちょぉカッコいい。」
そう話しかけてきたのは親友の華香。
華香はすらっとしていてまさにモデル。
なのに族。
うちより先輩だけど年が一緒だからよくつるんでいる。
とにかくお姉ちゃん的存在。
悩みも聞いてくれるって言ってたけど
うちからする悩みは何もないから、
ほとんど華香の話だけどね。

「そう?相変わらずメン食いだねぇ-。
うちは誰でもいいけどね。」

「メン食いで悪かったですねぇ-。
ってカ、今日も相談のってもらっていい?」

こんな感じで笑いながら何でも喋ることのできるうちら。
最高だね。
だけど次に出てくる言葉で・・・。
うちは今までの顔が変わった。

「華香・・・妊娠したかも。
この間彼氏とヤッテさぁ。
生理が来てないんだょね。」

「生理が来てないって。
お酒とか飲んだ?!」

お酒とか飲んだら遅れるのか分からないけど
華香が深刻そうだったから。

「飲んでないよ。
しかもちょっと気持ち悪い。」

これはいつもの華香じゃない。
いつもどれだけお酒を飲んでも華香は元気だった。

お酒も飲んでないのに気持ち悪いなんて。
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