星への願い
翌日。
華香の病院へついていくため
9時に起きた。
久々に早く起きたうちに
お母さんは少しびっくりしていた。

「ご飯食べる?!」
そんな些細な会話。
だけど今の私には・・・。
まだあまりピントが来ない。
「へっ?!
今日もパス。」
返事をしてくれたことが嬉しかったのか
お母さんは目尻にしわを寄せて少し微笑んでいた。

♪~♪♪♪
携帯がなった。
【新着メッセージあり】と表示される携帯の
ディスプレイ。
『ぉはぁ-。
今から駅行くから。
ょろちくぅ-(>_<)』
華香からのメェル。
いつもとは違う華香のメェル。
どんな内容でも、誰かの噂が入っている
華香のメェル。
なのに今日は一言も入っていなかった。

・・・大丈夫だよ・・・
きっと不安なんだよね。
分からないけど必死で分かろうとする自分。

自分の部屋に行って服を選んだ。
久しぶりだった。
いつもスウェットかジャージだった自分が
服を選ぶなんて。
ちょっと懐かしかったし恥ずかしかった。
結局ロンTにジーパン。
早く行かないと時間がない。

・・・
「いってらっしゃい。
何時にかえってくる?!」
「んーっ。
わかんないけど早く帰れるよ。
今日は族に行かないから。」


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