星への願い
華香を10分待たせて遅刻。
「華香、ごめん。
待ったよね?!」
「ううん、バリバリだいジョブ★
ちょっと寂しかったけど・・・」

二人は駅二つ向こうにある病院を訪ねた。
華香は電車の中では普通だったけど
最寄り駅から歩きになると緊張した
面持ちになっていた。

「浪野医院」
そうかかれた病院は女の先生で
雑誌とかでも紹介されていた有名な産婦人科だった。

カランコロン♪
病院にしては安心させてくれる音だった。

受付を済ませると看護士さんが問診を持ってきた。
「ここにお名前と質問事項にお答えください。」
そして笑顔を見せてかえっていった。

華香が問診を解いているときに
うちは先輩とめぇるをした。

楽しかったよ。
それまでの時間は。
あの時名前をよばれるまでは。


「華香さん。
どうぞお入りください。
付き添いの方はこちらでお待ちください。」

優しい笑顔で出迎えてくれた千瀬と緊張している
華香とうち。

「まっているからね。
頑張ってね。」

荒れているときとは全然違う口調と話し言葉。
ここだと何かと落ち着く。

30分経った。
まだ華香がこない。
どうしたのかな?

しばらくしてドアが開いた。

「付き添いの方もどうぞ。」

< 5 / 6 >

この作品をシェア

pagetop