へんじん生徒会
校舎の4階

長い廊下のつきあたり

あたしはまた生徒会執行部室にやってきていた


ガチャ

「失礼しま~す」

「おお美咲か、よく来てくれたな。
とりあえず、ここに座れ」

満面の笑みで迎えてくれた会長は
あたしを椅子に座らせ
お茶まで出してくれた

「やっと入る気になってくれたか?」

「いえ、今日はお願いしに来ました。
もう教室に来るのは止めてください、迷惑なんです!」

最初のうちは質問攻めにあうだけだったのに、少しずつ会長のファンに目を付けられるようになったんだから!!

「その要望はきけないな。
俺は諦めが悪いと言っただろう?」

あたしが生徒会に入るまで来る気ですか!?
< 34 / 69 >

この作品をシェア

pagetop