へんじん生徒会
「あの、会長!
あたしに手伝わせてください!!」

「気持ちは嬉しいが、その必要はない。
このような雑用は俺一人で十分だからな」

会長はプリントに目を向けたまま言った

うわ、手が凄いスピードで動いてる・・・・・・

「でも、一人でやるには多すぎますよ!」

「勘違いするなよ。
俺が必要なのはお前の持つ普通の感覚だ。
この中にお前の能力を活かせるものはない」

「でも・・・・・・」

「くどいぞ。
お前の力が必要な時は俺から言う。
だから大人しく待っていろ」

会長はあたしの顔を見ることなく、作業を続けている


なんだよ、その言い方
あたしはあんたの道具なんかじゃない!

< 36 / 69 >

この作品をシェア

pagetop