[短編]15歳の君へ
「……」

「……」

「お前に言ってないことくらい沢山ある。」

「…」

「誰かに俺の全てを理解してもらおうなんて考えてない。実際、理解なんてできやしない。」

「なんで、そういつもいつも決めつけるの?!!」

「事実だよ。」

「私は理解したい…」

「俺はお前を理解したいとは思わない。」

「私は…私は…咲夜が自分の苦しみとかを話してくれて、凄く嬉しかった。正直、苦しみが重なってんのは自分だけだと思っていたから…同じ気持ちを持ってる人がいて嬉しかった。」

「…」
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