[短編]15歳の君へ
ぶっ壊してやる



夜になり
テーブルを家族が囲んだ




母親に俺を指差しながら「この人誰?」と次男と長女が小さく言っていたのが聞こえた。



「俺が来たのは久々に母さんに会いたくなったからだよ。」
嫌み混じりに母親に言う。

「……咲夜…」
ホッとしたような顔で俺を見てくる。

「俺を捨てた母親にね…」

「!!」
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