[短編]15歳の君へ
「あんたは父さんと自分との争いの中で俺が重荷になった。だから、あんな大雨の中施設の前に俺を捨てた!!」
周りの雰囲気が凍りついた。
旦那も俺を捨てたときの状況を聞いて、ただ、苦笑いしていた。
「違うの…違うの」
「違う?あんたのせいでこの15年間俺がどんな思いで過ごしてきたか…あんたに分かんのか?今更、言い訳並べてんじゃねー。俺は今まであんたへの復讐だけを夢見て生きてきたんだ。あんたの今の家庭を壊すことだけ夢見て生きてきたんだ!」
周りの雰囲気が凍りついた。
旦那も俺を捨てたときの状況を聞いて、ただ、苦笑いしていた。
「違うの…違うの」
「違う?あんたのせいでこの15年間俺がどんな思いで過ごしてきたか…あんたに分かんのか?今更、言い訳並べてんじゃねー。俺は今まであんたへの復讐だけを夢見て生きてきたんだ。あんたの今の家庭を壊すことだけ夢見て生きてきたんだ!」