[短編]15歳の君へ
ただ、少し気に入ってるとこ。

冬服の色が紺とか王道じゃないとこ。

少し、緑がかった灰色のとこ。

「咲夜、憐は初登校だから学校に一緒に連れて行ってやってくれ。」

卵焼きを食べながら、私の前の人が静かに頷いた。





無言でスタスタ歩く彼に対して、
私も無言で後を追っていく。


「咲夜!!おはよう。」

学校へ着くと
周りの人たちが次々に彼に挨拶してくる。
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