[短編]15歳の君へ
「あのさ、帰るとき下駄箱で待ってて。」
「えっ…」
「どうせ、帰り方分かんねぇだろ。」
「ありがと。」
そのまま、クールボーイの咲夜くんは私を職員室まで連れて行った。
「木下憐です。」
窓側の席の一番後ろではクールボーイが気持ちよさそうに寝ている。
周りはよほど転校生が珍しいのかジロジロと見てきて、他のクラスからも見物客がくる。
まるで、捕らわれた宇宙人みたいだ。
「えっ…」
「どうせ、帰り方分かんねぇだろ。」
「ありがと。」
そのまま、クールボーイの咲夜くんは私を職員室まで連れて行った。
「木下憐です。」
窓側の席の一番後ろではクールボーイが気持ちよさそうに寝ている。
周りはよほど転校生が珍しいのかジロジロと見てきて、他のクラスからも見物客がくる。
まるで、捕らわれた宇宙人みたいだ。