[短編]15歳の君へ
飯の時間。

淳司たちと一緒に食べてると木下憐が歩いてきた。

「なんで、君だけお弁当持ってんの?!」

「…カウンターに置いてあったろ!?」

「そんなの言ってくんなきゃ、分かんない!私のお弁当どうしてくれんの?!」

「購買で買ってこいよ…」

「お金忘れた……」

「その件に関しては俺は知らん!!」

「貸してよ…!!」
淳司たちからは「貸してやれよ」って言われたけど、明らかこいつら楽しんでる。


「分かったよ…」
俺は木下憐に500円玉を渡した。

「足りないよ!!」

「どんだけ、食うんだよ!!」
仕方ないから財布ごと渡したら、
あいつ2000円近く使ってきた。
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