あいらぼ《短編小説》

人生初の家出…。

家出したところで、誰も探してもくれないし、心配もしてくれないだろうけどね。

家出といっても、行くあてもないから、ただただ歩き続ける。

真っ暗で何もない、怖いほどに静かな道。

ふと携帯をみると、もう既に夜中の二時をまわっていた。

家を出たのが夜の10時だから、結構歩いたんだな…。


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