あいらぼ《短編小説》

「ほんとだから。お前、今どこいんの?俺、迎え行くから…」

…分かんない。何もない、暗い道。

「なんか、分かんない?どのくらい歩いたとか、どこらへんかとか…」

家出たのが10時ころで…そっからずっとまっすぐ歩いてた…。

「なんとなく分かった。動かないで待ってろよ…。」

………うん…。

< 5 / 9 >

この作品をシェア

pagetop