ひまわり〜あたしの心に咲いた花〜
真っ白な部屋で、1人で……
そんな事、あたしがさせないよ。
「今日も放課後行くの?」
「あ、うん」
明奈はあたしが頷くと、少し考えるように視線を泳がせ、言った。
「あたしも行っていい?」
彼女はそう尋ねてきた。
以前のあたしなら、断っていただろうけど、今は彼女に感謝してるし、皋も明奈には心を開いてるから。
「良いよ。一緒に行こう」
「ありがと」
明奈は笑った。
純粋な人は、笑顔も無垢で綺麗なんだね。
少し、羨ましかった。