ひまわり〜あたしの心に咲いた花〜


真っ白な部屋で、1人で……


そんな事、あたしがさせないよ。


「今日も放課後行くの?」

「あ、うん」


明奈はあたしが頷くと、少し考えるように視線を泳がせ、言った。


「あたしも行っていい?」


彼女はそう尋ねてきた。

以前のあたしなら、断っていただろうけど、今は彼女に感謝してるし、皋も明奈には心を開いてるから。


「良いよ。一緒に行こう」

「ありがと」


明奈は笑った。


純粋な人は、笑顔も無垢で綺麗なんだね。





少し、羨ましかった。







< 68 / 112 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop