ひまわり〜あたしの心に咲いた花〜



明奈が怪しいくらいニヤニヤして、あたしの事を小突いてる。

もう、リアクションが古い。

いつの時代のアレだよ、と思う。

大体皋の目が見えない事を良いことに好き放題。


いちいちあたし達の会話に変顔をかましたり、脇をこちょばしたり、有ろう事かスカートを捲ったり。

こんの糞KYが……←


まぁ、彼女なりにあたし達を和ませようとしてくれているのだろう。


「あのさー、あたしも一緒に行っちゃダメ?」


「何が?」


「ひまわり畑!なんかヌッケって感じでショックだからさ、アハハ」


明奈は右手を高々と挙げ、お茶らけたように笑う。


彼女は場を盛り上げるのに長けているようだ。


「勿論だよ。皆で行こう、ね?優里」


皋は幸せそうに笑った。


「うん」


あたしも頷いた。


そうだよ。



来年の今頃もこうして、


三人で笑って居れたら良い。






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