ひまわり〜あたしの心に咲いた花〜
その翌日、あたしは学校に行った。
余り気乗りはしなかったが、これ以上休むと単位を落とす可能性が出てくるため、仕方なく登校することにしたのだ。
高校は義務教育ではないので、授業料も掛かってくる。
それを考えると、一日でも休んでしまったら勿体ないと思う。
「おはよー、優里!どうしたの?最近休みがちだけどさ」
クラスの女子の何人かが絡んできた。
あれ、誰だっけ。
名前が出てこない。
「あ、ちょっとね。サボリたくなって」
「わかるわかる!ウチもさ、単位ヤバイんだよね〜!」
はしたなく大口開けて笑う女子。
ごめんよ、名前が出てこないんだ。
「実はあたしもそろそろヤバイかなと思ってさ…」
適当に話を合わせて、チャイムが鳴ったので席に着いた。