ひまわり〜あたしの心に咲いた花〜
貴方と出会ってからは、
初めてのことばっかりだったよ、
「リスカとかアムカを繰り返してたあたしに気付いて支えてくれたのも皋だった……!自分が苦しいのに、いつも笑顔であたしに元気をくれてた……」
「……優里…」
「光をくれたのは皋の方だよ。あたしがどれだけ、どれだけ救われたか………」
───知らないでしょう?
「……本当は、ね…」
「……?」
皋が空気の中に消えてしまいそうな声で言った。
「優里が苦しい…とき、ぎゅーってして上げれたら………良いなって、ずっと思ってた……情けないだろ?今は、手を握り返すことすら……出来ないんだ…」
「……っ…そんな事良いよ…あたしが、してあげるよ、」
だから、
だから、
「来年も、ひまわり見に行こうよ………!」
皋は、返事をしなかった。