カラダ関係。





「ちょっと来いよ―」




雅人があたしの腕をつかんで無理矢理屋上へ――――







「雅人!授業どうすんのよ?」 







雅人は何も言わなかった。 





ただあたしをひっぱって
階段をのぼるだけだった。 






ガチャン!







風が気持ちいい………






「だから何があったんだよ、」



雅人はあたしを壁に押しつけた。手はあたしの顔の横に――




何この態勢?!
恥ずかしいよ。 
いくらなんでも幼なじみたって…


あたしは恥ずかしさのあまり下を向いた。 




「……………男?」






えっ。 

あたしは顔を上げた。



「…まぢかよ…………」




「…あ、あのね雅人!」

思い切って話してみよう…

だって幼なじみなんだもん。 




「あたし…………会ったの」


「誰に?」



いいにくいな………



「プロフで絡んでた人と」


「うん、で?」


「で………って……それでその…」







どうすんのよどうすんのよ……あたし(><) 


「ヤったのか?」



え……………

ゆっくりと頷いた。





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