カラダ関係。
揺らぐ心
「お前……そろそろ気付よ、………」
雅人は顔を下にして帰っていった。
「………ま、雅人!」
この時なんだか一人になるのが怖くて………
この場からも――
現実からも――
だから、思わず呼んでしまったの。
雅人が振り替える。
「あ、あのあたし……」
雅人は、少し離れたところであたしを見つめていた。
「………気付きたい。」
な、何言ってんのよ!?
自分でもビックリだった。
恐る恐る雅人を見た―――
雅人の目はあたしから離れることはなかった。
だんだん雅人との距離が近くなって……
もう目の前にいる……