カラダ関係。
――――目があう。
でも、奏恵は目をそらし私の前を横切った。
「待って!」
「やめてって言ったでしょ?私達はもう、友達でも…なんでもないじゃん。話し掛けないでくんない?」
涙が止まらなかった。
「……どうしたら、…許して…くれる?」
泣きながら一生懸命言葉にした。
許してほしい。
ついこの間までの関係にもどりたいよ。
「…………………。」
奏恵は靴を持って、少し黙ってから私を見た。
「なんでもするわけ?」
する…。
するよ?
私なんでもする。
奏恵とまた一緒に笑っていたいもん。
私は深く頷いた。
頬には涙が一筋こぼれた。