P.S.15歳のあたしへ



とりあえず屋上へ続く階段を探し,誰もいない廊下をひたすら歩き回った。



このときのあたしには


窓から燦々とさすお日さまの光も


中庭の緑のにおいも


何も感じられなかった。



あたしにとっては周りの全てがモノクロの世界。



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