恋愛イズム


ゆやは顔を洗いに手洗いの場所に行った。



なんか…モヤモヤする。

でも好きな人が異性と話してたりする時の嫉妬じゃなくて…

違うけど…モヤモヤ……


勢い良く顔を洗い、サッパリした時ふと思った。



「……あ!
隼人先輩の生徒手帳!!」


スカートに忍ばせていた生徒手帳を確認すると

先輩方が居る学年の階へとダッシュで行った。


途中で教室に向かって、花子に手早く話す、と言うか叫ぶ。

「これから、隼人先輩の所行ってくる!!」


「…は?

ちょっと!アンタ今日の朝、振られたばっかりじゃないの!?」


「また、アタックする!」

「は!?止めときや!!

それ以上すると自分が
傷つくッて!」



「…いいのッ!!

渡すだけだし!行ってくるよ!!」



何を渡すんだか…?

花子は気になりつつも
イチゴ・オレを飲んでいた。


一方、ゆやは花子の言う事なんか気にしないで先輩の待ってる所に走り向かった。



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