僕の記憶が消えていく

『わかりました。』


そんなくだらない賭けに俺はのった。


俺は急いで支度をしてグラウンドに向かった。


まだ監督は来ていなく話を聞いた先輩たちはグラウンドの守備位置に立った。


『頑張れよ。』


颯太に肩を叩かれ俺は頷いた。


そして第一球俺の得意なカーブで見事に空振りした。


あと二球。


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