僕の記憶が消えていく

〜香吏奈side〜

昨日は疲れてるのに無理に誘ってしまったことを後悔し部活が終わる頃に電話をして謝ろうとしたけど出なかった。


まだ部活だと思いあたしは塾に行く支度をし塾へ向かった。


帰り友達と帰る途中にファミレスのガラス越しに瞬が仲良く女の子と話す姿を目撃し立ち止まった。


『香吏奈どうした?』


『ううん、なんでもない。帰ろう。』


友達に彼が他の女の子と仲良くしてるなんて言えなくてすぐその場を離れたけど…。


『ごめん、あたし先帰るね。』


先ほど見た光景が目に焼き付き今にも泣き出しそうなあたしは友達をおいて走りだした。


< 130 / 414 >

この作品をシェア

pagetop