僕の記憶が消えていく

そして3ヶ月を過ぎた頃の春に香吏奈は僕と同じ中学校に入学し僕は2年生になった。


彼女とは僕が部活で忙しく毎日メールのやりとりやたまに外の公園で話すぐらいだった。


今では恥ずかしかった手を握ることも自然になり僕たちは手を繋いでベンチへ座り他愛もない会話した。


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