僕の記憶が消えていく

『おばちゃん大丈夫?』


園児数人が私の所へ寄ってきて小さなハンカチを貸してくれた。


『ありがとね。』


私は急いで涙を止めようとしても涙が溢れてきて止まらない。


『大丈夫ですか?』


園児たちといた保母さんも心配して寄ってきて声をかけてきた。


『すみません、大丈夫です。遠足かな。楽しんで来てね。』


保母さんと園児に声をかけその場から走りだした。


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