僕の記憶が消えていく
『でもその病気が原因で死ぬ人はいないって…。今の医療では治すことはできないけど将来…。』
『いいから1人にして。』
俺は布団をかぶりお母さんの言葉を聞かなかった。
ドアの開く音で俺はお母さんが出ていったのを振り向き確認した。
俺はいつか死ぬのか…。
将来治せるって…
将来っていつなんだよ。
俺は感情をどこにぶつけていいかわからず机の上に置いてあったかばんを投げ飛ばした。
メニュー