僕の記憶が消えていく

そしてパパが勤務している大学病院へ向かう。


病棟をうろうろしていると知り合いの看護師さんが声をかけてきた。


『香吏奈ちゃん、岡田先生に用事?』


『ううん、今日私の彼が骨折して入院したんだけど…紺野瞬の病棟どこか教えて欲しいんですけど。』


『紺野君?それなら5階よ。』


『ありがとうございます。』


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