僕の記憶が消えていく

『わりぃ帰って。』


颯太くんの思いとは逆に瞬は冷たく言い放った。


『お前足痛むのか。大丈夫か。』


世羅の質問を無視してベッドの上で背を向ける瞬。


『瞬大丈夫?』


私の問いかけに


『帰れって言ってんじゃん!!』


瞬が怒りだした。


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