僕の記憶が消えていく

『なんだよお前せっかく来てやったのに!!香吏奈ちゃんだって受験で大変な時期にわざわざお前に会いに来てくれたんだぞ!!』


瞬の態度に今度は颯太くんが怒りだした。


瞬は布団を深くかぶり颯太くんの言葉を聞かないようにした。


『颯太くん帰ろ。瞬きっと検査とかで疲れてるんだよ。瞬、また来るね。』


正直ショックだったけど入院ってことで精神的に疲れていると思い病室を出た。

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