僕の記憶が消えていく
『どういうことだよ。瞬は何か別の病気なのか?』
颯太くんが呟いてる時パパの姿を見かけ私は駆けよった。
『香吏奈どうした?』
何も知らないパパは私がここにいることを驚いていた。
『パパ、今日入院した瞬の担当だよね。』
『ああ、………。』
パパは私がここにいることをやっと気付いたらしい。
『もしかして瞬くんって香吏奈の…。』
『そうよ。瞬は私の彼よ。パパどうしてパパの担当なの?』
『それは…香吏奈が教えてっていっても医者には守秘義務がある。いくら娘でも言えない。』
『なんで!!瞬はどうなるの!!』