僕の記憶が消えていく

『紺野くんは今高1だね。』


『はい。』


『お母さんに少し聞いたと思うけど君はどんなことがあっても自分で受けとめれる覚悟はあるかい。』


その言葉は俺に重くのしかかった。


どんなことがあってもということは死も意味するのか。


俺はこの説明を聞かずに病気と向き合わずに何も知らないで過ごす選択も頭によぎった。


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