僕の記憶が消えていく

日々何もすることなく過ごし退院の日を迎えた。


お父さんが仕事を休んで来てくれた。


『お祝いだぁ。何か食べに行こう。』


『何がお祝いだよ。』


両親だってどうせすぐに病状が悪化して入院するのはわかってるはずだ。


俺の心はひねくれていた。


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