僕の記憶が消えていく


親とぎごちないまま翌朝を迎えた。


『瞬、えらかったら先生に言って帰ってくるのよ。』


そんなの言われなくたってわかってる。


俺はそそくさと家を出て学校へ向かう。


向かう途中、俺は颯太や世羅のことを考えていた。


あれから一度も連絡をしてない二人にどんな顔をして会えばいいか。


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