僕の記憶が消えていく

『俺達、どんなことがあっても親友だよ。』


颯太の一言で俺は話す勇気をもらった。


『俺、実は…。脊髄小脳変性症って病気なんだ。』


2人とも聞いたことない病名で静かに聞いていた。


『小脳の変形して運動神経が駄目になるんだって。それでいずれか走ることも歩くことも出来なくてそのうち言葉も発することが出来ないようになるんだ。』


『治療すれば治るんだろ?』


『今の時点治療法はないらしい。俺は寝たきりになるのを待つだけだ。』


『…そうなんだ。』


なんて声をかけていいのか分からないのか複雑な表情を浮かべた。


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