僕の記憶が消えていく

『まっでも俺達はどんなことがあっても瞬とは親友だし。なっ世羅。』


颯太は世羅の肩を叩いた。


『あったり前じゃん。これからは俺等の電話無視んなよ。』


『そうだよ。俺寂しかったんだから。』


『こいつ泣きそうな声して瞬に無視されたぁって俺に電話してきたんだぜ。』


世羅は反対に颯太の肩を叩いた。


『馬鹿っ。言うなって。』


颯太は慌てて世羅の話を止めた。


その様子は可笑しかった。



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